(94) フクラスズメガイ

94)フクラスズメガ
 
 
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フクラスズメガイ(1) 成貝
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フクラスズメガイ(2) 幼貝
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フクラスズメガイ(3) 幼貝
K町エビ網漁に貝の採集に行った時、「面白い貝を採ってあるよ!」と言われいただいたもの。木の枝に鳥がとまっているような貝である。殻の前方にくちばしが、後方に翼が伸びてまるで鳥のような形をしている。幼貝の時はツバサがすらっと長く、成貝になると短くなってくる。
右殻の前側に足糸の出る穴があり、ここから足糸が出てヤギ類などに貝を固定している。足糸は、貝の軟体部と繋がっているので、これを取ると固定物から離れてしまう。鳥のとまっているような標本を作るのはなかなか難しそうである。
貝の内面には鳥の形に真珠光沢があり、これがなかなか美しい。当然、成長するに従って真珠色の鳥の形も変わってくる。
写真の3点の大きさは次のとおりである。(3)(2)(1)の順に大きくなっている。小さい時は相対的に翼が長いことが分かる。
フクラスズメガイ(1)(成貝)/長さ:58mm、高さ:40mm、厚さ:20mm
フクラスズメガイ(2)(幼貝)/長さ:49mm、高さ:24mm、厚さ:12mm 
フクラスズメガイ(3)(幼貝)/長さ:54mm、高さ:21mm、厚さ:9mm
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フクラスズメガイ(4) 幼貝