(253) ショウジョウガイ
ショウジョウガイ
Spondylus regius (Linnaeus,1758)
はてなブログに乗り換えて、初めての投稿です。
地の利を得て、海の漁で混獲される貝をもらいに行っています。自称「海乞食」です。
興に乗れば、どんどん投稿できると思います。よろしく
黒潮町では9月下旬からエビ網漁が始まる。
海が荒れると、網が動き岩に付いているショウジョウガイが混獲される。
台風19号は、高知沖を9月12日に通過した。この時、水深90~100m近くに降ろされたエビ網でも、まるで藻屑のようにずた ずたになっていた。13日に入れた網でも海底では波の影響が多かったようで、翌日この貝が絡まって揚がってきた。漁師のおばさんに、「自分で貝を外せばあげるよ!」と言われ、挑戦してみた。刺し網に絡まった貝を外すのは、なかなか根気がいる作業である。棘のある貝は、棘が折られていることが多いわけだ。
「網を綺麗にするには、1日かかるね。」と言ったら、「いいや、4日はかかる。」と言われ、驚愕した。漁師の苦労は絶えないが、見事に大きなイセエビが掛かっていた。
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採集日:2019年10月14日
殻長(棘を除く):右殻97mm、左殻86mm
殻幅(棘を除く):右殻87mm、左殻87mm
エビ網に混獲
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