2013-01-01から1年間の記事一覧

(187) カンコガイ

(187)カンコガイ カンコガイ(1) 先日久しぶりに、K町イセエビ漁へ行ってみた。 「イセエビの値が上がったようなので、頑張っているかと思ってきました。」 「値が上がってから、採れなくなった!!!」 「もう採れないので、今日で止める! 次は、4月…

(186) ヤマトカセン?

(186)ヤマトカセン? ヤマトカセン?(1) 肩に三角形の棘列を持つ。図版に合わせたもので、ヤマトカセンに一番似ているかな?という感じで、まことに心もとない。ヒラセキキョウニシかもしれない。 殻長28mm。土佐湾産。 ヤマトカセン?(2) ヤマ…

(185) シロガンゼキ

(185)シロガンゼキ シロガンゼキ(1) 乳白色の殻に淡褐色の彩色がされている。縦張肋に5本の樹枝状の棘がある。 殻長57mm。水深30m~70mの岩礁に住む。土佐湾産。 シロガンゼキ(2) シロガンゼキ(3)

(184) コセンジュガイ2

(184)コセンジュガイ2 コセンジュガイ(1) (146)で一度、コセンジュガイが登場した。 今回は、きれいな貝が見つかったので再登場する。 ******************** ・・・実のところ、図鑑を見てもよく判らない。 コセンジュガイと…

(183) ヒメカセン

(183)ヒメカセン ヒメカセン(1) 螺層の肩部に三角形で上に反り上がった棘を巡らす。見る角度によって棘の形が違って見え、面白い。棘が冠状になるものにアザミカセンというものがあるようだが、資料がなくてよく判らない。殻長36mm。土佐湾で採れた…

(182) ヒジリノカムリ

(182)ヒジリノカムリ ヒジリノカムリ(1) 15個程度の螺肋と成長脈が殻全体に拡がり、肩上は強い棘になる。殻の表面には、細かな彫刻があり、なかなか美しい貝である。 水深60m~200mの砂底に住むという。 この貝は、殻長33mm。土佐湾で採れ…

(181) サツマアカガイ

(181)サツマアカガイ サツマアカガイ(1) 大きな同心円肋のある二枚貝である。以前からS市の海砂置き場でたくさんみつかったが、素人の悲しさスダレガイなのかサツマアカガイなのかと迷って、ブログに載せることが出来なかった。実物をとって比べてみれ…

(180) ヒメスダレガイ

(180)ヒメスダレガイ ヒメスダレガイ(1) K町、底引き網漁の網に入ったもの。スダレガイより小さくて存在感はいくぶん少ない。名前がわからなくてしばらく図鑑とにらめっこをしていた貝である。 図鑑では殻長35mmとあるが、写真のものは51.5mm…

(179) カサウラウズ

(179)カサウラウズ カサウラウズ(1) K町、イセエビ網に掛っていたもの。 エビ網の網目はこの貝に比べて随分広い。最初は、どうしてこんな網に、小さな貝がくっついてあがってくるのか不思議だった。 網は絡まりやすく出来ていて、小さな貝は絡まってあ…

(178) ウラウズガイ

(178)ウラウズガイ ウラウズガイ(1) K町イセエビ漁の網に掛った小さな巻貝です。 背中に石灰質のいろいろな物を乗せていた。クリーニングをすると、魅力的な貝になった。 周縁に一列の突起があり、顆粒状の螺肋がある。底面は紫色を帯び、顆粒状の螺肋…

(177) スダレガイ

(177)スダレガイ スダレガイ(1) K町の底引き網に入った2枚貝です。ここの底引き網にはなかなか入らない貝です。写真の大きな2つの貝は、残念ながら死貝です。 底引き網になかなか入らないのは、生息深さがもっと浅いか、生息数が極端に少ないかだと思う…

(176)アカネヨウラク

(176)アカネヨウラク アカネヨウラク(1) 9月23日、K町のエビ網漁を覗いてみた。 そこで、この貝を初めて見つけた! その時、作業している漁師のおじさんに、「こんな貝がいいね!」と見せてみました。浜で、貝を拾った帰り、再度寄ってみました。「探し…

(175-2) ヒオウギ2

(175-2) ヒオウギ2 ヒオウギ(4) 上側;左殻、下側;右殻 足摺岬に近い土佐清水市の貝類展示館“海のギャラリー”には8万点もの貝の展示品がある。以前ここに行った時、一番印象に残ったのはこのヒオウギであった。・・・今思えば、たくさんの素晴らしい…

(175) ヒオウギ

(175) ヒオウギ ヒオウギ(1) 高知では、一般に長太郎貝と言われるホタテ貝の仲間である。色が鮮やかで、赤・黄・紫・緋色など様々な色がある。味も大変良い。先日そのまま焼いて食べるとなかなかの美味であった。少し小さめの貝の方が、味が濃厚だ。・・…

(174) ミノガイ

(174) ミノガイ ミノガイ(1) 先週の土曜日、今季初めて潜水をした。場所はS市N湾。内海である。高知で言う長太郎貝(ヒオウギガイ)を採っている友人に誘われての初めての潜水である。ヒオウギガイはまともに採れなかったが、岩礫底の色々な貝を採集出来…

(173) キサゴ

(173) キサゴ キサゴ(1) 今回は、どこにでもある?キサゴです。よく食べられているようですが、残念なことに味を知りません。熱を入れすぎないようにして食べるとのこと。・・・楽しみは先に取っておきましょう。 この貝は、S市海砂置き場で拾ったもの。 潮…

(172) キサゴモドキ(ニシキキサゴ)

(172) キサゴモドキ(ニシキキサゴ) キサゴモドキ(1) こんな綺麗な貝にキサゴモドキとは、大変失礼な名前である。別名のニシキキサゴが良い。 この貝はS市海砂置き場で見つけたもの(水深40m付近で操業採取)。写真の貝の最大の殻幅は22mm。色と模様…

(171) キンチャクガイ

(171) キンチャクガイ キンチャクガイ(1) 左:左殻・殻高30mm、右:右殻・殻高55mm キンチャクガイは、浜で拾える貝だが何か気になる貝だ。殻は堅牢で、模様も綺麗である。生きた貝にはまだ出会っていない。故に写真のものは皆左右バラバラである。太…

(170) ベニシリダカ

(170) ベニシリダカ ベニシリダカ(1) 波打ち際で拾うことのできる馴染みのある巻貝である。 写真の貝は、K町のエビ網漁で揚がった。ヤドカリが中に入っていたので、残念ながら内側は少しくすんでいる。殻高60mmなので、ベニシリダカでは大きな個体。 殻…

(169) ニシキウズ(アナアキウズ型)

(169) ニシキウズ(アナアキウズ型) ニシキウズ(1) 殻長50mmのニシキウズ(アナアキウズ型)である。殻頂部と底面は紅色。螺層は白・赤褐色・暗緑色で荒い顆粒状である。底面は平面で、顆粒状の螺肋があり、赤い電光状の模様がある。 潮間帯より水深1…

(168) ギンタカハマ

(168) ギンタカハマ ギンタカハマ(1) 目盛は10mm 高知の海岸にもこんなに大きな巻貝がいるとは感動です。 手に取るだけで、幸せにしてくれます。 幼貝は螺層上面に顆粒列があり、周縁部に突起列が出るが成貝になると双方とも失われる。殻表面には暗緑色…

(167) ヒラフネガイ

(167) ヒラフネガイ ヒラフネガイ(1) 目盛はmm K町底引き網漁で得られたもの。大きなヤドカリの入った殻内面の空いたスペースに着生する。二枚貝に間違えそうだが、れっきとした巻貝である。水深10m~50mに住むヤドカリに着く。 表面は白色で成長輪…

(166) ネズミガイ

(166) ネズミガイ ネズミガイ(1) 幾分青色が付いていて、魅力的な貝である。殻長33mmと31mm。図鑑では殻長25mmとあるので、幾分大きい。S市ハチガシリで、潮干狩りの時に身のない殻を拾ったもの。 またK市塩屋の浜でも、よく打ち上がっている。しか…

(165) フドロガイ

(165) フドロガイ フドロガイ(1) K市M市場の底引き網で得られた。 殻口外唇の後溝は螺層の上に伸び上がりなかなか格好が良い。また、外唇の切れ込みのカーブも魅力的だ。外唇内側は白く、細かいヒダが見られる。水深10m~20mの砂底に住む。 小さい方…

(164) マガキガイ

(164) マガキガイ マガキガイ(1) この貝も美味しいと評判の貝である。高知ではチャンバラガイと言われ、市場ではこの名前で通っているとのこと。ノコギリに似た蓋を持ち、チャンバラをするように振り回すという。 一見して、猛毒のイモガイに似ているのは…

(163) ウチムラサキ

(163) ウチムラサキ ウチムラサキ(1) こんなに美味しい貝があったのだなあと感心してしまった。先日、海沿いの料理屋で焼いて頂いた貝である。味はうまく表現できないが、そこそこの噛みごたえがあって旨みもたっぷりであった。店の人はオオガイと言って…

(162) タケノコシャジクの亜成貝

(162) クダマキガイ科の不明種 タケノコシャジクの亜成貝 クダマキガイ科の不明種(1) K町底引き網に入っていた巻貝である。ヤドカリが入っていた。 図鑑をめくるが、さっぱりそれらしいものがない。 殻長79mm。途中で曲がっているのは奇形であろうか? …

(161) アラレタケノコシャジク

(161) アラレタケノコシャジク アラレタケノコシャジク(1) K町底引き網で得られた巻貝である。ここでは時々採集される。 写真のものは、殻長52mm~65mm。螺肋の白い顆粒が美しい。 アラレタケノコシャジク(2) アラレタケノコシャジク(3)

(160) チリメンクマサカガイの付着物

(160) チリメンクマサカガイの付着物 チリメンクマサカガイの付着物(1) 左上:有孔虫?長径2.4mm 右上:ウニの刺 直径1.4mm、長さ7mm 下段:ニッポンエントツヨウラク? 殻長約6mm K町底引き網で採集した、たった一つのチリメンクマサカガイには…

(159) タオヤカツクシ

(159) タオヤカツクシ タオヤカツクシ(1) K町、底引き網で採集したチリメンクマサカガイの付着物。これもまた魅力的な付着物である。 殻長約19mm。螺肋と縦肋が格子状になり、肋間は深い。格子が美しい。 潮間帯~水深50mの砂底に住む。 チリメンクマ…