(175) ヒオウギ

(175) ヒオウギ
 
 
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 ヒオウギ(1)
高知では、一般に長太郎貝と言われるホタテ貝の仲間である。色が鮮やかで、赤・黄・紫・緋色など様々な色がある。味も大変良い。先日そのまま焼いて食べるとなかなかの美味であった。少し小さめの貝の方が、味が濃厚だ。・・・ただ、貝の収集には焼くわけにはいかない!
養殖をしていて出回っているが、貝の収集は海で自然に育ったものが断然いい。養殖では、貝の掃除をするために貝殻をブラッシングする。そのため、表面についた細鱗片が剥ぎ取られる。このため全く魅力を失ってしまう。
写真の大きなものは殻高113mm、小さいものは殻高87~92mm
殻表面には20本~23本の大きな放射肋がある。その上に全体にわたって鱗片がよく発達している。水深20mより浅い岩礁・礫の海底に住む。
TNさんより頂いたものをクリーニングした。T市沿岸にて採集したもの。
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 ヒオウギ(2)
 
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 ヒオウギ(3)