(181) サツマアカガイ
サツマアカガイ(1)
大きな同心円肋のある二枚貝である。以前からS市の海砂置き場でたくさんみつかったが、素人の悲しさスダレガイなのかサツマアカガイなのかと迷って、ブログに載せることが出来なかった。実物をとって比べてみれば一目瞭然で、サツマアカガイは殻の膨らみも大きいようだ。写真(3)の一部以外は、T市Nさんにいただいたもの。潜って採集したが、残念ながら死貝とのこと。S市海砂置き場で見つけたものと比べ格段に見栄えがする。表面の艶のある殻皮がしっかりと残っている。
この貝の同心円肋は深く、死んでからなのか判らないが溝に砂を噛んでいるものが多い。殻表には魅力的なギザギザの模様が見られるが、溝底の方がより鮮明である。この模様を映し出そうと、何回も撮り直してみた。
水深10m~70mの砂底の海底に住む。
サツマアカガイ(2)
サツマアカガイ(3)
右上2個の他は、S市海砂置き場で採集したもの
サツマアカガイ(4)
ギザギザ模様が見られる