2013-01-01から1年間の記事一覧

(158) アラレナガニシ

(158) アラレナガニシ アラレナガニシ(1) K町、底引き網で採集したチリメンクマサカガイの付着物。魅力的な付着物の中の一つである。 二つの貝の殻長は21mm、25mmである。図鑑には殻長45mmとあるので、幼貝であろうか。 褐色の縦肋上のみ爪状の螺肋…

(157) キヌタアゲマキ

(157) キヌタアゲマキ キヌタアゲマキ(1) K町底引き網で見付けた二枚貝。深い穴を掘るためか、あるいは底引き網には浅すぎるところに生息しているためか、底引き網にはあまり入らない。浜辺にも打ち上がる貝である。 写真のものは殻長50mm。図鑑を見る…

(156) コウボネガイとテリコウボネ

(156) コウボネガイとテリコウボネ コウボネガイ(左)とテリコウボネ(右)(1) K町底引き網に入った二枚貝である。ここの底引き網では深めの操業時のものだろう。残念ながら双方とも片側のみの死貝だ。 形が独特で、鋭い稜が印象に残るので今回の登場と…

(155) ユキノアシタ

(155) ユキノアシタ ユキノアシタ(1) K町底引き網に入った貝である。漢字では、雪の朝と書くとのこと。なかなか良い名前をもらっている。 長楕円形で、細かな成長輪のある表面は艶があり美しい。写真の大きいものは、殻長60mm。底引き網に入る数は多く…

(154) カノコダカラ

(154) カノコダカラ カノコダカラ(1) K町塩屋の浜で拾ったもの。 図鑑で見ると、褐色の背面に円形の鮮やかな模様が浮かぶ。・・・残念なことに海岸で拾ったものは、すれていて綺麗な模様に行き当らない。完全に摩耗して白くなったものも多い。 鹿の子紋は…

(153) クワガタイトカケ

(153) クワガタイトカケ クワガタイトカケ(1) この貝は、K町の底引き網に入ったもの。残念ながらいずれも死貝で、生きた貝には出会っていない。また見つかるのは希である。 殻は光沢があり淡褐色。白色の縦肋の肩部は、鎌状にカーブしている。殻口は縦肋…

(152) ツマベニガイ

(152) ツマベニガイ ツマベニガイ(1) クチベニガイ科の魅力のある二枚貝です。 K 町の底引き網で採集した。ここでの採集は、まれである。操業している水深がもっと深いところだからだと思う。 小さい割には殻が厚い。写真のものは穿孔性の貝に穴を開けら…

(151) ワニガキ

(151) ワニガキ(ワニガイ) ワニガキ(1) K町エビ網で得られたもの。ヤギ類の幹に付いている。写真のものは、2個体が開口部が反対方向に付いていて、下側のものを被っている。大丈夫かな?と思ったが、上の貝と少し隙間があった。和名は、個人的にワニガ…

(150)  トガリカセン

(150) アッキガイ科の一種 トガリカセン アッキガイ科の一種(1) 殻口が淡い紫色である。刺のある螺肋と、板状の装飾のある2次肋を持つ。2次肋は10個ほどの不明瞭な板状の縦肋によって段差が付けられている。殻長27.6mm、殻幅18mm。(採集2012/9/2…

(149) トゲレイシダマシ

(149) トゲレイシダマシ トゲレイシダマシ(1) 殻口が鮮やかな紫色である。殻は紡錘形。体層に3螺肋と2次肋を持ち、螺肋と8個程度の縦肋とが重なった点が刺になっている。潮間帯下部より水深20mの岩礁に住む。 K町のエビ網漁で得られた。殻長27mm。…

(148) ウストンボガイ

(148) ウストンボガイ ウストンボガイ(1) S市の海砂置き場で採集した。大きな貝や石の中に、この薄い弱々しい貝がまともにあるとは考えられなく、殻口はいずれも少し欠けている。 大きい貝は殻長30mm、実際は50mmぐらいまでになるようだ。小さい方は…

(147)  ミガキザンショウ

(147) ミガキザンショウ ミガキザンショウ(1);左下は蓋 4月終わりの祭日、K町の底引き網を覗いた。当日の貝採集者は多くて私を含めて6人。こんなに賑わうことも少ないかも。 長年採集している方もいらして、ヒトデに寄生する貝を集めているようでした。…

(146) コセンジュガイ

(146) コセンジュガイ コセンジュガイ(1) 4月最後の休日、K町エビ網を覗いてみた。四月末で、今季のエビ網漁は終わりだ。 「こんにちわ!貝を集めているんですが、ありませんか?」 返事はほとんど決まって「無いよ。全然無い!!!」 挨拶に行っている…

(145) ヘリトリニクタケ

(145) ヘリトリニクタケ ヘリトリニクタケ(1) 殻長43.4mm。卵色と白色のツヤのあるタケノコガイの仲間である。巻の各層中央部が若干細くなっていて端正な造りになっている。図鑑に明記されていないが、縫合下帯が白色できれいだ。図鑑でこれだ!と思う…

(144) トクサモドキ?

(144) トクサモドキ? トクサモドキ(1) トクサガイの仲間は難しい。図鑑を何度もひっくり返し、絵と解説を見るがなかなか判らない。おそらくトクサモドキかと思う。違っているようなら、ぜひ教えてください! 殻長6~7Cm。縦肋が強く、縫合下帯上にも縦…

(142) シロオビキリガイ

(142) シロオビキリガイ シロオビキリガイ(1) キリガイの仲間は、素人目では種類がなかなか判らない。表面の彫刻と色模様で種類を見分けるようだ。形は全てキリのように真っ直ぐで、どれも同じに見えてしまうのは困ったことだ。 その中で、おそらくこの貝…

(142) ツノガイの一種

(142) ツノガイの一種 ツノガイダマシ(ゴカイの仲間) ツノガイの一種(1) 小さなツノガイである。図鑑を見ても特徴の合うものが見つからなく、科の段階でもよく判らない。このブログに来てくれている奇特な方なら、きっと名前を教えてくれるのではと期待…

(141) ウチヤマタマツバキ?(2)

(141) ウチヤマタマツバキ?(2) ムクマンジュウガイ ウチヤマタマツバキ?(1) 図鑑を引っくり返しても、ウチヤマタマツバキしかない? 違いは、褐色の帯がなく綺麗な白色であること。ツヤがあるので、脱色したのでは無いと思う。ただし、形態が少し異…

(140) ウチヤマタマツバキ

(140) ウチヤマタマツバキ ウチヤマタマツバキ(1) 褐色の大きな帯のある、艶のある巻貝です。白地に褐色の色合いがいいですね。殻は厚くなかなか頑丈な作りです。それでも、殻口は欠け易いようです。臍孔は特徴的なC型の溝になっています。水深10m~5…

(139) オオキララガイ

(139) オオキララガイ オオキララガイ(1) 少し遅くなりましたが、3月末室戸岬を超えて、徳島県の牟岐町の貝の資料館まで行って来ました。資料館は海外の貝が多く私の目にはイマイチで残念でした。途中、海岸で打ち上げ貝を拾いましたが、これも今ひとつ。…

(138) 潮干狩り(3月30日)

(138) 潮干狩り(3月30日) 今年も待ちに待った潮干狩りに家族で行って来ました。毎年、恒例の行事です。場所はS市ハチガシリ、内湾の浜です。大きめの石がありますが、石の間の砂地を掘ればアサリを見つけることが出来ます。残念ながら大漁とは行きません…

(137) 塩屋の浜(3月20日)

(137)塩屋の浜(3月20日) 久しぶりに塩屋の浜へ行ってきました。小雨が降る悪いコンデションでしたが、おかげで貝殻が雨に濡れて魅力的に輝いています。貝殻がたくさん打ち上げられていました。磯の岩の隙間にも10Cm位貝が重なってそれはそれは見事でし…

(136) 塩屋の浜のイタヤガイ科の打ち上げ貝

(136)塩屋の浜のイタヤガイ科の打ち上げ貝 塩屋の浜で拾ったイタヤガイ科の二枚貝をまとめてみました。この浜で拾えたものは6種類でした。イタヤガイの仲間は色がきれいで、浜で拾うのは楽しいですね。 貝の数を数えるのに少しのめり込んでしまいました。…

(135) リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その3);穿孔穴

(135)リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その3) ;穿孔穴 リュキュウナデシコとナデシコガイの穿孔穴(1) 今回は塩屋の浜で拾ったリュキュウナデシコとナデシコガイに開けられた穴の話である。穴の形はいくつか種類がある。丸い穴は肉食の巻貝が犯…

(134) リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その2)

(134)リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その2) 目盛は5mm 後日、殻を数えてみた。以下の表が結果である。 塩屋の浜で拾った小さな宝物をまとめてみた。 リュキュウナデシコは仮にジグザグ模様が出るものとして、ナデシコガイと区別してみた。その後…

(133) ヤガスリヒヨク

(133)ヤガスリヒヨク ヤガスリヒヨク(1) 塩屋の浜で拾えるイタヤガイ科の仲間。ナデシコガイと比べ、拾える数は少ない。色も模様も様々だが、14本程度の強い放射肋があり、肋がさらに細分される。模様が様々であり、見飽きない。拾った貝は、殻高10…

(132) リュウキュウナデシコとナデシコガイ

(132)リュウキュウナデシコとナデシコガイ リュウキュウナデシコとナデシコガイ(1) 塩屋の浜の小さな宝物、もう少し写真を出してみたい。今回は種類に悩まないで、綺麗どころを集めてみました。 写真をまとめて驚いたことは、いずれも左殻であることだ…

(131) ナデシコガイ(その2)

(131)ナデシコガイ(その2) ナデシコガイ(1) K町、塩屋の浜の波打ち際には小さな宝物がある。ここで拾える黄色や赤の美しいイタヤガイの仲間である。その中で、最もたくさんあるのがナデシコガイである。(64)ナデシコガイで一度紹介した。この貝は、…

(130) ヒメヒオウギ

(130)ヒメヒオウギ ヒメヒオウギ(1) K町、塩屋の浜で拾ったもの。この浜で見つかるイタヤガイ科の仲間では小さいけれども一番大きなものだ。(左:左殻、殻高26.5mm、右:殻高27mm) ヒオウギという大きな二枚貝と形がよく似ているが、随分と小さ…

(129) 塩屋の浜のタカラガイのまとめ

(129)塩屋の浜のタカラガイのまとめ 塩屋の浜に打ち上げられた様々な 貝!貝!貝! K町、塩屋の浜で打ち上げ貝のタカラガイをまとめてみました。 浜に行って、拾える順に並べました。今までに拾えた貝は30種。貝殻の状態を4種類に分け、採集の参考にしま…