(130) ヒメヒオウギ

 
 
K町、塩屋の浜で拾ったもの。この浜で見つかるイタヤガイ科の仲間では小さいけれども一番大きなものだ。(左:左殻、殻高26.5mm、右:殻高27mm
ヒオウギという大きな二枚貝と形がよく似ているが、随分と小さい。ヒオウギは、高知では長太郎貝と呼ばれ養殖もされている。以前貝細工の好きな方に、ヒオウギの稚貝で作った掛物を頂いた。それと比べてみた。
図鑑と見比べただけであるが、小さい方の耳(後耳)の形が違い、角度が鈍角である。ヒオウギは稚貝も成貝もここが直角に近い。大きさは小さく、殻の膨らみも少ないようである。放射肋は25本前後。
沖縄以南に生息するとあるので、見立て違いであろうか?少々自信がない。
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