(135) リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その3);穿孔穴

135リュウキュウナデシコナデシコガイ(その3) ;穿孔穴 
 
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リュキュウナデシコナデシコガイの穿孔穴(1)
 
今回は塩屋の浜で拾ったリュキュウナデシコナデシコガイに開けられた穴の話である。穴の形はいくつか種類がある。丸い穴は肉食の巻貝が犯人と思われる。楕円形の穴はタコの仲間らしい。2つ穴は?よく判らない。
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リュキュウナデシコナデシコガイの穿孔穴(2)
 
穴のある殻の割合は、左殻と右殻ではそれほど変わりなく1割弱である。足糸の付いた右殻が少ないと思っていたが、それほど変わらない。犯人は無駄な労力は使わないと思うので、片方の殻のみにに穴を開けると仮定する。そうすると、生き貝としては2割弱の貝に穴を開けられたと推定できるのではないだろうか。
マダコは、最初力ずくで貝を襲って食べ、それが出来ない時は穴を開けて襲うという論文もある。実際にタコに襲われた貝はもっと大いに違いない。
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リュキュウナデシコナデシコガイの穿孔穴(3)
 
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リュキュウナデシコナデシコガイの穿孔穴(4)