(134) リュウキュウナデシコとナデシコガイ(その2)

134リュウキュウナデシコナデシコガイ(その2)
 
 
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目盛は5mm
 
 後日、殻を数えてみた。以下の表が結果である。
 
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塩屋の浜で拾った小さな宝物をまとめてみた。
リュキュウナデシコは仮にジグザグ模様が出るものとして、ナデシコガイと区別してみた。その後、ネットでリュキュウナデシコを写真を検索してみると、生貝では足糸の出る右殻にはジグザグ模様が出ていないことを発見した。先回、リュウキュウナデシコが左殻しかない?と思ったのは、左殻に多く模様が出ることであったようだ。
殻の色は白色系、黄色系、赤色系に分けてみると全体をカバーできた。
表にして次の傾向が見て取れそうである。
1)殻の地の色にかぶさる褐色・黒色の色は足糸の出る右殻は薄く、左殻は濃いようである。
2)全体的に、左殻の方が多く打ち上がっている。数を数えてみると、左殻が右殻の1.5倍多く打ち上がっていた。
3)リュウキュウナデシコの右殻にジグザグ模様が出ることは少なく、数から言っても右殻はナデシコガイと混同されていそうである。
4)塩屋の浜では、リュウキュウナデシコの黄色系は少ないか居ない。
5)リュウキュウナデシコナデシコガイは、殻の大きさが違うようです。白色系のナデシコガイは、殻が大きく数も多いように見えるが、数では赤色系の方が多い。色によって、大きくなるまで成長できる生存率が違うのかもしれない。目立たない白色系が生き残る確率が良いのだろうか?