(139) オオキララガイ

(139) オオキララガイ
 
 
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オオキララガイ(1)
少し遅くなりましたが、3月末室戸岬を超えて、徳島県牟岐町の貝の資料館まで行って来ました。資料館は海外の貝が多く私の目にはイマイチで残念でした。途中、海岸で打ち上げ貝を拾いましたが、これも今ひとつ。・・・ということで、行く途中安田町唐ノ浜で拾った貝を紹介します。・・とはいっても、この貝は化石です。
時代は新生代第三紀鮮新世(500万年前~180万年前)ですから、ヒトの先祖が地上に現れた時代と言えるでしょう。この時代の貝化石は現在も多く生息しており、同定には現生の貝の図鑑が活躍するようです。唐ノ浜の地層は、大陸棚よりやや深い大陸斜面の堆積物だとのことです。現生のオオキララガイは水深50m~500mの泥底に住む二枚貝です。残念ながら化石以外にはこの貝を採集したことはありません。
写真のものは、今海から取り出されたように綺麗に取り出されました。殻表面の分岐した肋が特徴的です。また内面は真珠光沢があり、なかなか魅力的です。強くて深い歯があります。
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オオキララガイ(2)
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オオキララガイ(3)