②スジウズラガイ

          
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           ②スジウズラガイ
 20098月、横倉山自然の森博物館で、「土佐の貝」と題して展示会があった。
 ため息の出るような立派な貝のオンパレード。近づき難いような、あこがれの貝たちであった。帰りに、貝殻のプレゼントコーナーがあり、そこにスジウズラガイが一つあった。大きな貝で、なんだか魅力的なその貝を貰ってきた。・・・それがこの貝との初めて出会いであった(写真右上)。
 その会場でたまたま知り合った方に、S町の底引き網漁を教わった。出かけては、何度かの空振りの後、底引き網の漁獲屑から貝を拾うことが出来た。その中で、とにかく大きな貝がスジウズラガイであった。割れてない、なるべくでかい貝を拾うことにしばらく意識が集中してしまった。大きくて生きている貝は魅力的だ。
今年、224日、とてつもなくでかいものを見つけた(写真左)。それまで採ったものとは比較にならない大きさだ(殻長157Cm130Cm)。 市場で、「今日はすごく大きな貝を見つけた」と、市場のおばさんに自慢してみた。おばさんの返答は、「この前もっともっと大きなものが上がっていたよ。」とのこと。・・・上には上があるようだ。いつ、この記録を更新できるだろうか。
 
貝が大きいだけに、身も大きい。内臓は危なさそうなので、筋肉を食してみた。黒い肉に、ぶつぶつと水泡のようなものがあり、見てくれはいまいちである。口に含んで噛んで見ると、じゃりじゃりと砂が入っているような食感である。・・・はなはだ不味かった。
この仲間のヤツシロガイ類はナマコを食べるとのこと。後に聞くと、食すには危なそうな貝のようであった。