(30) ツメタガイ

30)ツメタガイ
 
 
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 ツメタガイ 目盛りはmm
日本の温帯域の浅海砂質環境で見られる代表的な貝である。
この貝はアサリなどを襲い、丸い穴をあけて食べるため、大変嫌われる。貝が大きいだけあって獰猛なこの肉食貝に掛ると、ひとたまりも無いに違いない。ツメタガイが属するタマガイ科の中では一番大きくなると思われ、殻も厚くごつい。写真の最大の物は80mmあるが、図鑑では90mm以上にもなるという。
・・・肉も多いだろうから、肉食貝よりも獰猛な人の食糧にもされる。
写真の物は、S市の海砂採取の砂中から見つかった。すべて死貝であるので、浅い所から運ばれて来たのだろう。・・・さすがに、同族に襲われた跡は見られない。