(224) ヤクシマダカラ断面

224)ヤクシマダカラ断面 
巻きの中心は、殻口に対して傾いている!!!
 
 
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ヤクシマダカラ断面(1)
 
タカラガイの仲間の初めての断面である。ヤクシマダカラは、潮間帯でも見つかるもっともなじみのある大きなタカラガイだ。
外形側面からみると、殻頂は殻口の面から離れていて、巻きの中心は殻口に対して幾分傾いている。そのため、右の断面は殻口外唇部を残してカットしてみた。
殻の巻きは4巻き程度。殻頂部から巻きが成長したことが分かる。殻の内層は、紫色である。
 
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ヤクシマダカラ断面(2)
 横断面である。殻口は殻表面に殻層が厚く付加し、頑丈になっている。左の拡大写真は、写真右下・左下の殻口部である。微細な成長線とこれに直角の線が見られる。
 
 
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ヤクシマダカラ断面(3)