(225) テラマチイモフデ断面

225)テラマチイモフデ断面 
軸には連続した見事なヒダがある!!!
 
 
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テラマチイモフデ断面(1)
 
 テラマチイモフデは、初登場である。K町底引き網漁で網に入って来るフデガイ科の巻貝である。なぜ、初登場なのか?
・・・身がなかなかうまく抜けないのだ。ゆえに、きれいな標本が作れない!!!
・・・その原因は、どうやらその断面から見てとれそうだ。螺旋状のヒダが殻の奥まで作られている。ヒダは、まるでネジの様で8~9本入っている。このヒダが、身抜きを邪魔しているようだ。ヒダの殻頂側はツルツルで無装飾である。
 
 このヒダは殻軸襞と呼ばれるとのこと。(貝類学;佐々木猛智著 P157
 
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テラマチイモフデ
外形。格子状の肋が美しい!
 
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テラマチイモフデ断面(2)
殻頂部の断面で、殻軸襞の様子がよくわかる。
 
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テラマチイモフデ断面(3)
横断面。殻口部は、肉厚があって殻を強固にしている。
 
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テラマチイモフデ断面(4)