(227) ビワガイ断面

227)ビワガイ断面 
巻き始めに近い所から、内部に布目状彫刻が見られる。!!!
 
 
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ビワガイ断面(1)
 ビワガイの断面を見ると、繊細で優美である。4巻き程度。
写真のビワガイは、殻長 左;67mm、中央;86mm、右;84mm。
 中央の貝は、殻が薄く華奢な感じである。そのため他と比べ、内面に成長肋らしき凹凸が見られる。薄いタイプは、数は少ないようだ。
 
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ビワガイ
 温帯域の開放的な砂質環境に住む巻貝である。殻の太さには雌雄差があるという。殻表面は、螺肋と成長肋が交わって布目状の彫刻となる。標本は、S町沖水深40m海砂採取に交じって採られたもの。K町底引き網でも見つかるが、数は少なく個体も小さい。
 
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ビワガイ断面(2)
 殻頂部内側の拡大断面。巻き始めに近い所から、内部に布目状彫刻が見られる。!!! 優美で美しい!
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ビワガイ断面(3)
横断面を見ると、殻口はあまり肥大しない。
 
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ビワガイ断面(4)