テラマチイモフデ断面

写真展
この貝は地味で、その上標本にしようとしても身が抜けない。
隅っこに置かれていた貝でした。
ところが断面にすると、内部に驚くようなヒダが現れてきた。
私をアッと言わしめた素敵な貝になった。
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テラマチイモフデ断面
軸には連続した見事なヒダがある!!!

イメージ 1
 
K町の底引き網漁で網に入って来るフデガイ科の巻貝である。・・・この貝は、身がなかなか抜けない。
・・・その原因は、どうやらその断面から見てとれそうだ。螺旋状のヒダが殻の奥まで作られている。ヒダは、まるでネジの様で8~9本入っている。このヒダが、身抜きを邪魔しているようだ。ヒダの殻頂側はツルツルで無装飾である。
 
 このヒダは殻軸襞と呼ばれるとのこと。(貝類学;佐々木猛智著 P157
ねじのようなこのヒダを、見つけた時はとても驚いた!