クワガタイトカケ

クワガタイトカケ
 


 写真展に出しているものです。解像度を落としています。
 
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 この貝は、K町の底引き網に入ったもの。残念ながら、生きた貝には出会っていない。また死貝でも見つかるのは希である。
 殻は光沢があり淡褐色。白色の縦肋の肩部は、鎌状にカーブしている。
 殻口は縦肋と併用され強化されている。このことは、左下の写真で良く判りますね。
 縦肋間の部分には、細かな肋が見られる。(拡大しないと良く判らない)
 殻の途中に何者かに孔を明けられ、絶命したのであろう。長楕円の孔は、蛸によるものだと聞いたことがある。実際はどうであろうか?
 高い縦肋が食害する相手に抵抗になっているかもしれない!
 水深50m~350mの砂泥底に住む。 
 イトカケガイの仲間は、渚でも拾うことが出来る。ただし、小さくて数は少ない。縦肋が発達し、美しい貝である。