(28) カズラガイ

28)カズラガイ
 
 
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 カズラガイ
温帯域の外洋に面した砂地の環境に住む貝である。写真の貝は海砂置き場で見つけたもので、肉の付いたものは少ない。海砂は、水深35~40mで採取のこと、この深さではあまり住んでいないようだ。
腐った肉は強烈に臭く、生貝でも独特のいやな臭いがあるとのこと。・・・姿に似ず臭い!
褐色の縦縞はなかなか粋で、その姿に魅せられてたくさん拾ってしまった。ナガカズラガイというのもあるようだが、資料不足で本当のところどちらかよく判らない。
たくさん並べると、成長につれて表面の彫刻が変化し、なかなか面白い。小さな貝(おそらく幼貝)は、螺肋と縦肋で網状の彫刻があるが、成長するにつれて螺肋だけになり、さらに大きくなると肋が消え表面は平坦になるようである。