(46) イタヤガイ

46)イタヤガイ
 
 
イメージ 1
イタヤガイ 左下のみ右殻、 右上の左殻にはゴカイが付いている
食用にされる貝である。・・・が市場にはそれほど出回わらないようである。K町の底引き網には時折入るが、数が少なく小さくて商品にはならないようだ。ここで採れるものは、いずれも立体的で丸い右殻は白か薄く色を帯びている。平らな左殻は褐色である。この貝は、丸い右殻を下にして海底に横たわって生きている。写真の中に石灰質の管を持つゴカイがくっついているものがある。このイタヤガイは確かに生きていたので、ゴカイの付いた左殻を上にして生活していたことが判る。上側に露出する面は濃い色で、海底に接する方は白くなっているのは、ホタテガイ、ツキヒガイとも同様である。
S市海砂置き場には、これよりずっと大きくて右殻にも赤みを帯びた色の濃いもの、模様の入ったものも多い。違う名前が付いたイタヤガイかもしれない。