(104) ハナマルユキ

 
 
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潮間帯岩礁に住むタカラガイの仲間である。K町塩屋の浜では、たくさん打ち上げられて、珍しいものではない。摩耗すると白っぽくなり、背面の網目模様が消えて情けなくなる。しかし、紫のきれいな色が出て来て目を見張るものもある。幼貝では、褐色の帯が中央に一本見られる。これは違う貝の様だ。また、側面が張り出さず丸みを帯びた個体も同じ所で見つかる。これを別にミカドハナマルユキともいう。違う貝かと思った。
ハナマルユキ(1)の左6個は、T市Nさんに頂いたもの。T市の海岸で採った生きた貝である。表面にかなり艶があり、写真を撮っても光って上手く撮れないほどである。その他は、K町塩屋の浜で拾ったものである。
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摩耗して紫の地色が見える。好きな色だ。
 
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ハナマルユキ(3)は、K町塩屋の浜で見つけた奇形(フリーク)である。横から見ると丸くなく、山形になっている。驚いた!