(118) イボダカラ

118)イボダカラ
 
 
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イボダカラ(1)
 K町塩屋の浜では、滅多に見つからない一風かわったタカラガイである。名前の通り、成貝になると背側にイボが散在し、個体によってはイボとイボが連なってくる。また、深い背線が刻まれてくる。この背線は、生きている時の外套膜の合わさるところに出来るとのこと。腹側は、溝が全体に広がり、両唇歯に連なっている。
生きている貝は、黄褐色とのこと。殻は、波に洗われて白くなっている。また、前溝・後溝の出っ張りが少なくイボも低いので、摩耗しているようだ。図鑑で見るイボダカラは、もっとスタイルが良い。是非、生きた貝に出会いたいものだ。
潮間帯下部から水深40mまでの岩礁に住む。手元の貝は殻長22mm~24mm
 
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イボダカラ(2)
 
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イボダカラ(3)