(125) ウミウサギ

125)ウミウサギ
 
 
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ミウサギ(1)
「真っ白い殻のでっかいタカラガイ!」
先日、K町エビ網漁の漁師にもらった時の感想であった。滅多に採れないので、生貝の身を取ってしまっておいてくれたとのこと。大体年に3個ほどしか採れないそうだ。・・・かなり貴重品である。
底引き網の貝を探しに行った折、旧知のKさんに一言話してみると、ぜひ見せてくれとのこと。一目見て、「ウミウサギ!」という声が返って来た。・・・そう、確かにウミウサギのようだ。図鑑のイメージとは違い、大きくて厚くてずっしりしている。・・・ウ~~ン!これがウミウサギか!漁師の人は、違う名で呼んでいたな。・・・忘れてしまったが。ウミウサギは、歯がなく模様も真っ白でタカラガイとは違う種類とのこと。
インターネットを見てみると、生体の写真がたくさん出ている。生きている時は真っ黒い外套幕を被り、海の中では見つけにくそうだ。ちょっと突っつくと真っ白い殻が見えてくるとのこと。ソフトコーラルを食べるそうなので、珊瑚礁でも気をつけると見つかりそうな気がする。写真がたくさんあるので、ダイバーには人気者だろう。
殻の印象が、タカラガイとは随分と違う。白い釉薬をかけて焼いた陶器のようだ。また少しゴツゴツして、南方のウミウサギのように滑らかではない。おそらく季節変化の為、殻の成長に変化があるのではと思ってしまう。
 
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ミウサギ(2)
この貝は方向を変えてみると、いろいろな表情をしている。様々な写真を撮って4枚組にしてみた。やはりタカラガイとは大分違う。
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ミウサギ(3)
内側は、濃い色をしている。ビロードのような艶があり特徴的だ。白い表の色との境には濃い赤い色が見られる。なかなかお化粧好きの貝である。