(128) ナツメダカラ

(128)ナツメダカラ
 
 
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ナツメダカラ(1)
 
K町、塩屋の浜で打ち上げ貝を拾っていると、いろいろな人との出会いがある。二人の人に、「ここにはなかなか珍しいタカラガイがある」と話を聞いた。そんなに目立たない貝という。その名前を聞いたのだが、すぐに忘れてしまった。
図鑑をめくっていると、このナツメダカラがその珍しい貝かと思う。日本では最もまれなタカラガイの一つとのこと。とにかく個体数が少ないらしい。・・・ゆえに背側の模様が判らなくなっているこの貝の写真が登場した。
ここ何年かで拾ったものは5個。この浜で拾った貝の集計をしてみたが、その全数の0.2%でかなり少ない。背の模様は磨り減って見えなくなっている。ナツメモドキに似ているが、それより貝に丸みがあり、歯の間が黄色から橙色に染められている。摩耗すると、紫色の下地が出てくる。手元の貝は、殻高16mm~19mm。殻は薄い。浅い岩礁に住む。
 
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ナツメダカラ(2)
 
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ナツメダカラ(3)