(203) カズラガイ断面

203)カズラガイ断面 軸のヒダが美しい
 
 
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カズラガイ断面(1)
 
浅い砂の海底に住むトウカムリ科の巻貝である。“(28)カズラガイ”に一度登場した。“(195)ウネウラシマ”に似た仲間であるが、断面にすると違いが判る。
軸には、一部途切れてはいるがヒダがあり美しい。これは、以前殻口内唇下側にあったものが、成長して残ったものだ。
縦張肋は2/3回転毎にある。この肋は、以前殻口のあった所である。ここには内外唇にあったヒダも良く残っている。また、幼貝の時によく目立つ殻表面の縦横の肋と模様も残っている。・・・幼貝が、殻にそのまま閉じ込められている!!!
 
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カズラガイ断面(2)
殻頂近くに泡状隔壁が見られる。(写真上側)
 
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カズラガイ断面(3)