(204) ハリエビス断面

204)ハリエビス断面 内面は、まばゆいばかりの真珠光沢
殻頂部は殻で充填されているが、小さな穴が残っている!!!
 
 
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ハリエビス断面(1)
 
K町底引き網に入る魅力的な巻貝である。断面にすると、内面はまばゆいばかりの真珠光沢だ。軸は滑らかで、凹凸はない。上の写真では、軸の一部が切断されてへそ穴の一部がのぞいている。通常へそ穴には、泥が詰まっている。
ここの底引き網では、少し深めの水深100m前後の操業時に網に入る。砂泥底に住む。
 
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ハリエビス断面(2)
 
殻頂内部は、殻が厚くなり、ほぼ殻で充填されている。補強と快適な住スペースのために、厚くしているのだろう。
拡大すると、中央部に穴が残っている。殻を付加して厚くするが、最後まで穴を埋めることが出来なかったようだ。腹足類の進化・分類にも関わる形質かもしれない。
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ハリエビス断面(3)
 
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ハリエビス断面(4)