アンボイナ
写真展
アンボイナは、有名な貝なので知っている人が多い。
漁協でも危険!ということでポスターを張られているらしい。
高知の海で、この貝に出会えるとは思いもよらなかった。
昨年の収穫のトップになるような貝であった。
--------------------------------------------------
アンボイナ 透過光
高知県中西部K町のイセエビの網で得られた。
いつも行くエビ網を覗くと、珍しい貝を採ったと教えられた。初めて見るが、よく知られているアンボイナだ。
この貝は、矢の形をした歯舌で魚などを捕まえる。そしてラッパのように広がる大きな口で、捉えた魚を丸呑みする。まるでマンガの寄生獣のようだ。
沖縄ではハブガイと言われ恐れられているという。人間でも数時間で死ぬほどの毒をもつという。そのことを知って、改めて身震いした。また軍手やウェットスーツの上からでも刺されるとのこと。ご用心、ご用心!!!
漁師の話だと、毒があることは、漁協のポスターで見た。毒があるとのことで、食べなかったとのこと。毒のおかげで、手に入れることが出来た!
貝が得られた深さは、水深5~10m。
殻長112mm。2015年9月21日採集。
殻が薄いので、光を透過してみた。表面の模様が浮かび上がり、なかなか美しい。