アンボイナ

写真展
アンボイナは、有名な貝なので知っている人が多い。
漁協でも危険!ということでポスターを張られているらしい。
高知の海で、この貝に出会えるとは思いもよらなかった。
昨年の収穫のトップになるような貝であった。
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アンボイナ 透過光
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高知県中西部K町のイセエビの網で得られた。
いつも行くエビ網を覗くと、珍しい貝を採ったと教えられた。初めて見るが、よく知られているアンボイナだ。
 この貝は、矢の形をした歯舌で魚などを捕まえる。そしてラッパのように広がる大きな口で、捉えた魚を丸呑みする。まるでマンガの寄生獣のようだ。
 沖縄ではハブガイと言われ恐れられているという。人間でも数時間で死ぬほどの毒をもつという。そのことを知って、改めて身震いした。また軍手やウェットスーツの上からでも刺されるとのこと。ご用心、ご用心!!!
 高知新聞でも東洋町沖で2個体見付かったと、注意を喚起している。(猛毒貝に注意・県が呼びかけ;高知新聞2013年10月9日)
 漁師の話だと、毒があることは、漁協のポスターで見た。毒があるとのことで、食べなかったとのこと。毒のおかげで、手に入れることが出来た!
 この貝は、潮間帯から水深25mの岩の間の砂中に住む。昼間は砂中や岩の下におり、夜 活動する。
 貝が得られた深さは、水深5~10m。
殻長112mm。2015年9月21日採集。
 殻が薄いので、光を透過してみた。表面の模様が浮かび上がり、なかなか美しい。