(249)タコブネ
(249) タコブネ
Arugonauta hians (Lightfoot,1786)
タコブネ(1)
タコブネ(2)
底引き網の魚の選別しているおばさんが、2個のタコブネを渡してくれた。
まるでアンモナイトのような姿のタコブネである。これまで一度しか出会ってない貴重なものだ。殻の厚さは0.2~0.3mm。2個共欠けがあるのは致し方ないことだろう。表面は灰色がかった艶消しの色合いだが、内部は光沢がある。
殻長は79mmと65mm。図鑑には80~90mmとあるのでほぼこれ位の大きさだ。
タコブネの殻は、メスだけが持ち、この中で卵を保育するとのこと。抱卵期は、10月頃とのこと。メスは8Cm程だが、オスはずっと小さく4㎜程とのこと。オスには殻が無く普通のタコの形だそうだ。太平洋、日本海の温帯域の表層に浮かんで生活している。
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採集日:2018年11月23日
備考:底引き網漁
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タコブネ(3)
タコブネ(4)